Room100 物理へのいざない~タイムマシン

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2023年3月11日(土)
  • 岡本会場 2023年3月14(火)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

いよいよ教養サロンは本日で100回を迎えた。相対性理論から始まり、これまで、物理、化学、宇宙、数学、音楽、歴史、文学、美術、哲学、工学、現代社会、スポーツ、娯楽など、多くの分野の知識を俯瞰してきた。スタートしたのが、2010年4月だから本日でほぼ13年が経過した。目標の200テーマの中間地点を通り過ぎることになったが、これまでの作業を振り返ると、「よくもこれだけ人類は知識を積み上げたものだ。同じ霊長類のチンパンジーにはできなかったことだと」と思うが、それは表向き。本音は違う。「ひでおとちゃん、よく頑張った!!!」

さて、本日の「タイムマシン」は、相対性理論(R1)、量子論(R17)、重力(R65)、時間(R84)、次元(R67)と関係が深い。いずれのテーマも深淵、だから難解である。タイムトラベルの理論は、現代の物理学の最先端のテーマといっても過言ではない。アインシュタインやホーキングら、天才が考え続けたテーマでもあるが、いまだ、タイムマシンの実現には至っていない。いや、そもそも、タイムマシンは実現できるのか?という大いなる疑問もある。しかし、今でも第一線の物理学者が真剣に取り組んでいるテーマであり、実現の可能性を感じている学者は多い。10歳のときに亡くなった父に会いたくて物理学を勉強し、リングレーザーによるタイムマシンを設計したロナルド・マレット、ワームホールによるタイムトラベルの方法を発表して世界に衝撃を与えたキップ・ソーン(ノーベル物理学受賞)、宇宙ひものを持ち出したリチャード・ゴットなどはその代表である。サロンではこれらの天才的アイデアを解説するが、みなさんが理解できるかどうかは保証しかねる。また、SFにおけるタイムトラベルの作品も、オーナーの好みでいくつか選択したので、そのあらすじやマシンのしくみなどを紹介しよう。「時間サロン(R84」の「はじめに」に書いたように、オーナーにとっては、1967年(当時オーナーは中学1年生)に日本でも放送された、アメリカドラマ「タイムトンネル」こそが、タイムマシンの原点である。

タイムマシンの実現は、我々の時代には無理かもしれない(というより、無理!)。しかし、無理だとしても、実に魅力のあるテーマである。過去に戻って親を殺したらどうなるのか(絶対殺しませんが・・・)というお決まりの「親殺しのパラドックス」も決着がついていない。パラドックにどう折り合いを付けるのか・・・。では、不思議な旅に出かけましょう。