Room96 文学へのいざない~日本の文豪

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2022年9月3日(土)
  • 岡本会場 2022年9月6(火)
  • 岡本会場 2022年9月8日(木)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

みなさんはどんな文学作品を読んでこられただろうか。オーナーは、自然科学書の読書量はかなり誇れるとは思うが、いわゆる文豪の作品となると、ぐっと数が減る。小学3年の冬休みから4年の1学期にかけて、病気で数か月学校を休んで自宅療養したことがある。そのとき、ちょうど親が買ってくれた少年少女文学全集を読んだことが、オーナーにとって文豪との出会いであった。といっても、読んだのは、ヴェルヌの『15少年漂流記』、ストウ夫人の『アンクルトムの小屋』、マロの『家なき子』などの海外ものだった。中学に入って、友人の勧めで読んだのが、ヘミングウェイの『老人と海』、夏目漱石の『吾輩は猫である』『坊ちゃん』、高校に入って読んだのが、スタインウェイの『武器よさらば』、そして高校の教科書で印象に残っているのが、森鴎外の『舞姫』と夏目漱石の『こころ』である。

今回、サロンで文豪をやるため、青空文庫でいろいろ読んでみた。芥川龍之介の『河童』『蜘蛛の糸』『鼻』、森鴎外の『舞姫』、そして夏目漱石の『こころ』、中島敦の『山月記』、太宰治の『走れメロス』『人間失格』。川端康成は、著作権がまだ消滅していないので青空文庫では登録がないが、大学のときに買った『雪国』が手元に残っていたので読んだ。改めてこれらを読み返してみると、以前より、読みやすくよくわかる。それだけオーナーが年を重ね文豪が言っていることをより身近に感じられるようになってきたということかもしれない。嬉しいのやら、悲しいのやら・・。

さて、文豪といえば、誰を思い浮かべるだろう。夏目漱石、三島由紀夫、芥川龍之介・・・。このような有名な作家を文豪と呼ぶことに異存はないだろう。しかし、そもそも、文豪の定義は何だろうか。今回のサロンはそこからスタートする。そして、今回は、選りすぐりの文豪として、オーナーの独断と好みで8人を取り上げることにした。それらの文豪について、その生涯、代表作品を詳しく解説したうえで、1作品について本文の一部を鑑賞することとしたい。このサロンをきっかけとして、日本の文学に興味を持ってもらえたら嬉しい。文学を通して、文豪が見聞きした不思議な体験を味わうことができるのは、実にありがたいことだと思う