Room91 物理学へのいざない~電気2

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2022年1月22日(土)
  • 岡本会場 2022年5月19日(木)
     講習時間:19:00~22:30
     参加費用:7000円(税込)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

オーナーは大学1年の後期学期に、必須科目の電磁気学の授業を受けた。指導教官は、毎回、ひたすら黒板に、それまでオーナーが見たこともない不思議な記号の数式を書き続けていた。それが、divE、CurlHであった(Curlは現在ではRotと書かれることが多い)。高校数学にはなかった記号である。これは、マクスウェル方程式に出てくる発散や回転を表す記号だったのである。結局、電磁気学はわけがわからないうちに終わったが、公式を丸暗記してとにかく試験だけは突破した。その後、3年になり、級友たちはそれぞれ専門課程に進学していったが、ある日、電気工学科に進んだ友人がオーナーに「あのDivとCurlの意味がやっとわかったよ!」と嬉しそうに言いにきたのが忘れられない。多くの若い学生諸君は、今でもマクスウェル方程式に悩まされていることだろう。ちなみに、マクスウェル方程式とは、電磁気学の基礎方程式であり、そこから、マクスウェルは電磁波の存在と光が電磁波であることを予言した。1864年のことである。

さて、Room45の電気に続いて、今回のサロンは電気の続編である。電気は現代人にとって最も使いやすいエネルギーであり、停電になればたちどころに活動がストップする。それほど身近なものであるが、その実態は非常につかみにくい。重力なら、その本質はわからなくても、地上で物は必ず下に落ちるからイメージしやすい。一方、電気は、まず出てくる用語からよくわからない。電圧、電流、電力、抵抗、電池、など、よく聞く単語であるが、いざ説明するとなると厄介である。また、電気は目に見えず、触ると感電するから手で確かめることもできない。これほど、身近で役に立つものを、よくわからないままに使っている人の何と多いことか!

マクスウェルが予言した電磁波は、1888年にヘルツによってその存在が確かめられ、人類は電磁波という強力な通信手段を手に入れた。電磁波は、電界と磁界が互いにダンスするように生み出される。電気と磁気は常にセットで考えないと、その本質はつかめない。そして、その本質を理解するためには、電界(電場)と磁界(磁場)の概念を理解することが不可欠なのである。いやはや、ハードルが高い!

今回の電気続編では、前回の復習をしながら、電気と磁気の不思議な関係について迫ってみよう。