Room90 音楽へのいざない~シューベルト

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2021年12月18日(土)
  • 岡本会場 2021年12月21日(火)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

音楽サロンは2012年からは毎年12月に行っている。サロンが開始された2010年のショパン(6月開催)を含めると、今年で音楽サロンは11回目となる。これまで取り上げた作曲家は、ショパン、ベートーヴェン、J.S.バッハ、モーツァルト、チャイコフスキー、リスト、ドビュッシー、そして昨年のラフマニノフの8人、それ以外にオペラとジャズに挑戦した。そして、今年は、「歌曲の王」フランツ・ペーター・シューベルトの人と作品に迫る。

シューベルトについて、どれくらいご存じだろうか。小学校の音楽教室に貼ってあった、丸い眼鏡をかけてふっくらした顔立ちの肖像画、『野ばら』『魔王』『鱒』など歌曲をいっぱい作曲した人・・くらいの知識ではないだろうか。かくいうオーナーもその程度であった。中学校の音楽鑑賞の時間に聴いた『魔王』で、不気味なピアノの伴奏に乗って、父親と馬に乗っている病気の子供が「おと~さん、おとうさん、こわ~いよ、こわいよ、魔王がいるよ・・・!」という部分がずっと記憶に残っている。音楽好きでない男子が興味をもち、授業が終わってから、「おと~さん、こわいよ~」とふざけていたことを思い出す。昔、ウィーンへ旅行に行ったとき、ガイドの説明で、シューベルトは体が弱くて、敬愛するベートーヴェンになかなか会えなかったといく話も聞いた。さあ、シューベルトを聞くぞという意気込みで、まずはCDの調達。発売終了になっていたシューベルトのCD全集をなんとかメルカリで購入し、シューベルトの生涯はどうだったのかなと本を数冊読破してみたら・・・知らなかった。詳しくはサロンでお話するが、ものすごい天才なのに、とても、もったいない人生だった。

それにしても、たった31歳の若さでなくなったシューベルトが残した曲は、わかっているだけでも1000曲を超え、そのうち、リートと呼ばれるドイツ語の独唱曲はなんと600曲を超えている。曲目を整理するだけでも大変な作業であったが、美しいリートを聞きながら、シューベルトの人生に迫ったこの2週間は、オーナーにとってはとても幸せな時間であった。

没後、あと8年で200年になる今日、シューベルト本人になり替わって、オーナーがみなさんに自己紹介する。