Room92 社会学へのいざない~心理学

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2022年3月19日(土)
  • 岡本会場 2022年3月24日(木)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
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サロン開講によせて

心理学とは何か?それは、ズバリ「こころ」の科学である。といっても、「こころ」を科学的に研究するようになったのは19世紀後半からというから、哲学、物理、数学などと比べると新しい学問分野である。オーナーが推測するに、「こころ」=精神は、哲学の対象とはなったものの、いわゆる科学的なアプローチが困難だったからでないかと思う。科学とは、あるテーマについて、そのしくみがどうなっているのか、仮説を立て、さまざまな実験や観察によって検証することである。「こころ」に対してこの方法論を当てはめようとすると困難に直面する。そもそも、「こころ」は人ぞれぞれ千差万別。同じ刺激に対する反応も異なる。さらに厄介なことに、人は平気で嘘をつく。格好をつけて本当のことを言わない。あえて、反対のことを言う・・・など。これでは、科学の対象にはとてもならないような気もするが、人間の好奇心はやはりすごいもので、19世紀以降、多くの心理学者が、仮説を立て、実験を繰り返し、互いに批判し合いながら、「こころ」の本質に迫ろうとしているのである。その努力には誠に敬服する。

サロンでは、Room80で「錯覚」をとりあげたが、これは心理学の一分野である「認知心理学」の重要なテーマであった。また、Room44の「マジック」では、マジシャンが心理学を駆使してミスリーディングを行っていることを学んだ。さらに、Room8の「アリストテレス」やRoom54の「近代哲学」は、人間の思考に迫るという意味では、心理学と大いに関係があった。そこで、今回は、その心理学を正面から取り上げることにした。心理学の歴史的な流れにそって、主な学派の概要、三大心理学者といわれる、フロイト、ユング、アドラーの思想、そして、心理学が明らかにしてきた生活に役立ちそうなトピックをできるかぎり多く紹介する。

人が生きている以上、他人との関わりがなくなることはない。うまく行くこともあれば、行かないこともある。今回のサロンの知識は、仕事や生活面でヒントになることが多いだろう。サロンにしては、珍しく「すぐに役立つ」ことが期待できよう。人とは実に面白い生き物である。オーナーが好きな「認知的不協和」は、人の弱さ、可愛さが全面に押し出された珠玉の話題である。今日は、「あるある」満載のトピックで大いに楽しんでいただきたい。