Room85 スポーツへのいざない~ラグビー
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開講会場
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サロン開講によせて
2019年の日本で開催されたラグビーワールドカップは、ブレイブブロッサムズの初のベスト8入りで大いに盛り上がったことは記憶に新しい。その直前の7月期にTBS系で放映されたドラマ「ノーサイドゲーム」も同大会の期待を高めるにふさわしい内容とキャスティングだった。元日本代表の廣瀬俊朗さんの迫真の演技は見事であった。
さて、スポーツ関連のテーマとしては、サロンではこれまでRoom62でオリンピックを取り上げたことはあるが、単独の競技としては今回のラグビーが初登場である。ラグビーはボールを持って走り、パスやキックをしながら、相手陣のゴールにトライして得点するという単純明快なゲームだ。しかし、実際にゲームを見ていると、スクラム、ラック、モールといった密集状態で、レフリーがよく反則の笛を吹く。それが、よくわからないのである。解説を聞いて、そうなのかとわかった気になっているが、実はよくわからないまま通り過ぎている。オーバー・ザ・トップ、ノット・ロール・ア・ウェイ、オフサイドなど、ルールとしては知っていても、ゲームの中でその反則を実感として納得しているとは言いがたいのである。誰でもわかるのは、ノックオンとスローフォワードではなかろうか。
細かいルールを知らなくても、巨体が押し合うスクラムの迫力、快足ウィングの華麗なジャンピングトライ、死をも恐れぬ炎のタックルなど、ラグビーは見所満載である。しかし、ルールを知ることでもっとゲームを楽しめるのではないか。わかりにくいと言われるラグビーのルールも、その原則を知れば理解しやすくなるのではないか。そのような想いから、今回のサロンに取り組んでみた。
どんなテーマでも、その起源を知ることは、その本質を理解する上で役に立つ。ラグビーとサッカーとは、元はフットボールという英国発祥のゲームであり、そこに明確な区別はなかった。それがある事件をきっかけとして分かれることになるのだが、その過程は面白い。サロンではそのような歴史にも触れつつ、ラガーマンのポジションの違い、ルールを詳細に解説する。さらに、ラグビーをより楽しく観戦できるようなポイントもわかりやすくまとめてみた。
きっと、これからラグビーを観る視点が変わることだろう。