Room83 遊学へのいざない~ギャンブル

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2021年4月3日(土)
  • 岡本会場 2021年4月6日(火)
  • 岡本会場 2021年4月15日(木)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

12年目に入った教養サロンは、ギャンブル(賭け事)からスタートする。人類が文明を築き始めた当初から、占いなどによる賭け事が行われていたと言われている。そして、数千年を経た現在、人類は知性を磨き、科学技術を発展させ、今や地球外の生命を探索するまで進化した。学校教育では、確率を学び、偶然に支配される賭け事は、長い目でみれば、必ずプレーヤーが損をすることもわかっている。しかし、人はそんなことお構いなく、今も賭け事を続けている。科学技術の進歩、確率の理解は、ギャンブルとは縁がないようだ。

オーナーは、大学3年のときに、初めて合法的カジノを体験した。ネバダ州のリノという町のカジノで、ホームステイしていた家の高校生K君に誘われて、夜遅く出かけた。きらびやかなホールで、大勢の観光客がキャンブルに興じている。最初は様子を見て帰るつもりだったが、せっかく来たというので、とりあえず何も考えなくていいルーレットをやることにした。手持ちの50ドル(当時のレートで12500円)をチップに替えて、ゲームスタート。ルーレットは、どこに賭けても還元率は同じだから、いろいろ試してみた。すると、途中からツキが回ってきて、チップがどんどん増えて行くではないか。ゲームを楽しんでいる限り、飲み物は無料である。注文したテキーラサンライズを何倍も飲みながら、1時間くらい経っただろうか。K君が負けてやってきた。もう少し続けたかったが、そこで、オーナーは帰ることにした。戦績はプラス50ドルであった。翌朝、K君のお父さんに”Big winner!”と声を掛けられた。お母さんは、K君が日本から来た私を夜中にカジノに連れ出したことで機嫌が悪かった。オーナーがルーレットで賭け金を1時間で倍にできたのは実に幸運だった。何がよかったかというと、K君が帰ることになって、そこで、打ち切ったからである。あと1時間も続けていれば、おそらく全部無くしていただろう。

サロンでは、ギャンブルについて、日本での歴史、法制度、カジノのさまざまなゲームのルール、公営競技のしくみなど、知っているようで、実はあまり知らない世界を探求する。近年、日本でもカジノ法が成立して、いずれ、カジノを含む統合型のリゾート施設ができ、合法的にカジノを楽しむことができるだろう。その日に備えて、サロンで学ぶことが役立つかもしれないし、やっぱり抑えられなくで全部なくすかも知れない。

人生はギャンブルだとはよく言われる。オーナーにとって、最大のギャンブルは、間違いなく最初の転職だ。それがなければ、今ここでサロンをやっていたかどうかわからない。