Room1 物理学へのいざない 相対性理論

  • 岡本会場 2022年 2月19日(土)

講習時間・参加費用

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開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

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サロン開講によせて

(2010年4月)
アインシュタイン、そして彼が発表した相対性理論の名前を知らない人はまずいない。アインシュタインは人類史上最高の天才と言われ、米国『 TIME 』誌の「20世紀の人 The Person of the Century」に選ばれた人物である。20世紀初頭に彼が生み出した相対性理論は、発表当初、その内容が理解できる科学者は世界に12人しかいないとまで言われたほど難解であり、それまでの古典物理学の基礎を根底から覆す驚くべきものであった。このため、今でも相対性理論は間違っていると主張する素人ならびに似非科学者が後を絶たない

アインシュタインは1921年度にノーベル物理学賞を受賞したが、その受賞理由は相対性理論ではなく光電効果に対してであった。しかし、相対性理論のそのスケールの壮大さ、現実との整合性、宇宙論や量子論の発展への多大なる貢献を考えるとき、サロンオーナーとしては、ノーベル賞を5つくらい与えてもおかしくないと思う。おそらく、時のノーベル選考委員には、この理論が本当に正しいものかどうか判断がつかなかったのであろう。したがってこれを物理を専門としない一般人が正しく理解することはほぼ不可能に近い。今でも、物理学科の大学院生レベルでようやく理解できることであろう。いや、そのような院生でさえも、この理論を誤解して理解している人も多いと聞く

教養サロンのテーマとして相対性理論を選んだことは、相当チャレンジングである。しかし、20世紀が生んだ大天才が考え抜いて創造したこの知的財宝を、その何たるかを全く知らないままに過ごすことは、ひとりの文明人として誠にもったいないとオーナーは思うのである。みなさんがこの理論を理解できるようになるには、時間も紙数もオーナーの説明力も不足しているが、それを承知の上で、チャレンジして欲しい。この壮大な理論の一端を理解し、その驚異に満ちた世界をぜひ鑑賞していただきたい。あわせて、アインシュタインの珠玉の名言もいくつかご紹介してみよう

(2022年2月)
最初にRoom1相対性理論を開講してから12年が経過した。その間に、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる重力波やブラックホールの存在が明らかとなり、アインシュタインの相対性理論の正しさがますます確かなものとなっている。10年前に作成したRoom1のテキストの内容をベースとし、一般相対性理論の内容を充実させ、さらに、Room90までに作成した相対性理論に関わる内容を追記して、改訂版のRoom1をお届けする。難度が高いことには変わりないが、再び、人類の至宝に触れてみよう