Room77 美術へのいざない~印象派

注) 下記の講座は終了しました

  • 岡本会場 2020年6月27日(土)
  • 岡本会場 2020年7月3日(金)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

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キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
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サロン開講によせて

今回は西洋絵画でも特に日本人に人気のある印象派にチャレンジする。絵画は美術、そして広くは芸術である。芸術とは何だろう。改めてWikipediaで調べてみると、「表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸(言語芸術)、美術(造形芸術)、音楽(音響芸術)、演劇・映画(総合芸術)などを指す」とある。精神的・感覚的な変動を得ようとする活動とは、むずかしい説明であるが、人が五感で何かを感じ取り、できることなら感動して精神的に豊かな気持ちになれるようになるための活動ということであろうか?確かに、気に入った絵に巡り合うと、脳が反応し、その絵を時間をかけてじっくり鑑賞するだろう。では、いったい、何がそのように感じさせるのだろう?これを説明することは非常にむずかしい。

教養サロンでは、毎年12月に音楽サロンを恒例としているので、2010年のサロン開始以来、芸術の中でも音楽は9回も実施した。それに対して絵画は、Room10レオナルド・ダ・ビンチ、Room40浮世絵、Room70琳派の3回だけである。Room24エッシャーとRoom30宝石貴金属は一応美術へのいざないとしているが、純粋な絵画ではないので除いた。オーナーにとって、絵画のハードルは音楽よりはるかに高い。世の中には、名画と呼ばれるものが数々あるが、それがなぜ名画なのか、よくわからないし、しかもやっかいなことに、わからない理由がわからないのである。しかし、多くの人が名画だと思うにはそれなりの理由があるに違いない。今回はそれも探ってみよう。

さて、印象派といえば、モネとルノワールの二人が双璧だろう。今回のサロンも、印象派の成り立ちや特徴を押さえたうえで、モネ、ルノワール、そして、二人に大きな影響を与えたマネの3人について、その生涯と作品を詳しく説明する。音楽の世界に、バロック、古典派、印象派があるように、絵画の世界にも、バロック、古典派、印象派がある。そして、ドビュッシーサロンでわかったように、音楽での印象派は、古典派に対するアンチテーゼであった。では、絵画の印象派も古典派に対するチャレンジから生まれたのであろうか?そのあたり、実に興味深いところである。

これからも、日本には世界の名画がやってくるだろう。サロンの内容を理解すれば、これから絵画を鑑賞するときにとても役立つだろう。名画がなぜ名画なのか、ちゃんと説明できるようになりたいものである。