Room44 遊学へのいざない~マジック

注) 下記の講座は終了しました

  • 神戸会場 2016年 3月 5日(土)
  • 大阪会場 2016年 3月 7日(月)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

私はこれまで二度、プロのマジシャンの技を間近で見たことがある。一度目は、20年ほど前のサンフランシスコのとあるBARでのこと。カウンターで会社の仲間とお客さんの計5人ほどで飲んでいたら、お客さんからある男性を紹介された。会話の中身はすっかり忘れてしまったが、その男性と20分ほど談笑して、いよいよ帰りましょうというときに、男性が、「みなさん、腕時計はどうされましたか?」と聞く。すぐに腕を確かめると、ない!全員の腕時計がない!その男性に見事に外されたのである。あまりに見事なテクニックで、誰も気づかなかった。これは、マジックというより、スリの手口ではあるが、マジシャンの巧みなテクニックと共通する。会話しながら客の気を逸らせて、その隙にあっという間にベルトを外してしまったらしい。誰か気がついてもよさそうなものであるが、私一人ではない、全員がやられたのである。このとき、マジックは心理戦であることをよく理解した。

 

二度目は、10年ほど前に友人の結婚披露宴二次会での余興で見たカードマジックである。いわゆるクロースアップマジックというもので、客の目前で技を披露してくれる。裏返しにした一組のトランプを片手に持ち、もう一方の手で、一番上のカードをめくり、それを客に確認させたのち裏返しにして束の中ほどに差し込んだ。そして、パチン!と指を鳴らすと、あら、不思議。中ほどに入れたはずのそのカードが一番上に移動しているではないか。あっけにとられる。何度かやって見せてくれたが、50㎝くらいの至近距離で目を大きく見開いてみても見抜けなかった。この技は、テレビで前田知洋氏がよく披露していたので、知ってはいたが、実際に見て感動した。このトリックの種(というかテクニック)はわかっている。しかし、それを客に間近で見せても見抜かせないのは、やはりプロのスゴ技である。

 

教養サロンRoom44は、サロンとしては初めての娯楽的なテーマとしてマジックを取り上げる。マジックの歴史、著名なマジシャンのプロフィール、数々のマジックの種類とテクニック、マジックの裏にあるサイエンスなどについて楽しくご紹介したい。私はマジシャンではないので、スゴ技を披露することは到底できないが、簡単なマジックをいくつかお見せすることにしよう。しかし失敗しても、大目にみていただきたい。