Room19 生物学へのいざない~進化論

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注) 下記の講座は終了しました

013年の新春サロンRoom19は進化論をピックアップします。
今年は巳年ですが、ヘビは地面に掘った穴の中で生息していたトカゲが
陸上でその独特な体に進化した可能性が高いことが昨年夏に発表されたところです!
進化したヘビは自身の体の何倍もの大きさの獲物を丸呑みできる機能を有するようになります。
そしてヘビもヒトも、種の起源を辿れば1つの根っこから派生したもの、
生物の進化のメカニズムには沢山の「!」が詰まっているはず!

1月19日(土)にいつものパスカル三宮オフィスにて開催します。
今回はスケジュールの関係上、直近では神戸のみの開催となります。
どうかこの機会をお見逃しなく!ぜひスケジュールチェックください♪

  • 神戸会場 2013年 1月19日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

生物が進化するということを初めて述べたのはチャールズ・ダーウィンではない。しかし、進化論と言えば自然選択説を初めて主張したダーウィンの進化 論が定番中の定番である。この理論は生物学の分野で史上最も画期的な学説であるといわれている一方で、今でもその是非についての論争が絶えない。旧約聖書 の創世記ではすべてのものは神が7日間で創り上げたことになっているが、21世紀の現代においてもこれを頑なに信じている人が少なくない。2006年ギャ ラップ社の調査によれば、アメリカ人の31%が「聖書は一語一語現実を示している」と回答したという結果が出ている。一方、日本人にとっては、進化論は比 較的受け入れられやすいようである。何事にも判断基準がないことがその理由かもしれない。

進化論によれば、すべての生物はあるひとつの生物からスタートしたということになる。すなわち、霊長類としてこの地球上で君臨している(と信じて いる)ヒトも、蝶も、蛸も、線虫も元をたどれば皆同じ仲間ということである。ヒトが線虫と同じ仲間であるということは俄かには信じがたいことではあるが、 共に同じ基本構造のDNAをもっているということから、まず間違いない。ちょっと脱線するが、今火星で探査活動をしているアメリカのキュリオシティーが生 物の痕跡を発見すれば、地球の生物起源は、火星から隕石と共に飛んできたという仮説が確かなものになるらしい。何ともわくわくする話である。ただ、DNA は壊れやすくせいぜい10万年程度しか持たないというから、火星から地球生物が備えているDNA構造が発見される見通しは低い。

さて、今回の教養サロンは、科学史のみならず、人々の信仰にまで多大な影響を与えている進化論にチャレンジする。いつものように、科学史として進 化論の歴史をたどり、生物の分類法等の基礎知識、進化論を構想するに至ったチャールズ・ダーウィンの生涯を概観する。そして、自然選択(自然淘汰)の例示 を紹介しながらダーウィン進化論の本質に迫る。今や、進化論は理論ではなく事実であるという学者もいるが、進化論を知ることは地球生物の将来を考える上 で、必須であると思う。