Room14 宗教へのいざない~キリスト教

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注) 下記の講座は終了しました

満を持して宗教~キリスト教をピックアップします。

本サロンで取り扱う様々な分野と深い関わりを持っているこのテーマ、

オン・オフ共にグローバル化した社会の中で生きていくためには

必須の知識と言えるでしょう。

約20億人の巨大勢力、キリスト教とは何なのか。

その教義の本質と組織のメカニズム、現代社会への影響力に迫る3.5時間です。

人気のテーマ、お早めにどうぞ!

終了後は神戸会場・大阪会場共に交流会を実施しています。

こちらもぜひご参加ください(交流会費用は別途)

  • 神戸会場 2012年 6月23日(土)
  • 大阪会場 2012年 6月27日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

宗教は自分には遠い存在なので教養サロンでは取り上げてこなかった。私は無神論者であるし、進化論も信じている。 旧約聖書の天地創造は、物語としては面白いとは思うがそんなわけないだろうと絶対に信じていない。しかしである。自分が何かチャレンジするときには、神様どうかお守りくださいとすがる。また、正月は神社へ初詣にいき、お賽銭を入れてとにかくお祈りする。また、死後の世界はないと思っている一方で死ぬということを自分で受け入れることができず、死に対して子供のときから恐れている。だから、無神論者とはいえ、私は人知を超えるものに対する畏敬の念のようなものは持っているようである。それが宗教かどうかはわからないが。また、自分は科学的なものの見方、考え方こそ大切であると信じて疑わないが、科学で何もかも説明できるなどとは微塵も思っていない。例えばこれまでの教養サロンで数回取り上げた137億年前の宇宙創造シナリオであるビッグパン理論。宇宙の進化や元素合成、恒星の誕生を説明するものとして多くの学者の支持を得ていることは確かである。しかし、だれもその瞬間を見たことがないし、見たくても絶対に見ることはできない。タイムマシンは過去にさかのぼれないし、時空が存在していない宇宙からビッグバンの高みの見物ができないからである。であれば、それは旧約聖書の「神は光あれと言った」とどれほどの違いがあるといえるだろうか。

世界70億人口の大半が6大宗教のいずれかの信者であり、政治、経済、社会、生活のすみずみに宗教が根付いているという現実は、それを避けて何も語れないことを意味する。よく宗教のことはタブー視されるが、もはやタブー視してはいけないのである。むしろ宗教を避けるリスクのほうが大きい。日本は今世界の中でトラック半周くらい遅れているように見える。政治・外交力は言うまでもなく、かつて世界を席巻した経済力は見る影もなく、お家芸の技術力でさえ危うい。若者は希望を持てず、自分で何も決められない農耕民族はすぐ近くの狩猟民族の矢の嵐に右往左往しているというのが現状ではないだろうか。自己責任が徹底している西洋思想の源流は、この世に悪いことが起こるのはひとえに人間の責任であるという思想にあるようだ。一方、東洋思想はひとの苦しみの原因はその人の行い(カルマ)だと見る。我々日本人が世界の中で生き抜いていくには、品質の高いものづくりだけでは全く不十分である。他国の人々、歴史、風土ををよく理解して、他国の人々にとって幸福をもたらすことを提供しつづけるしかないと考える。その他国の理解に不可欠なものの重要な一つが宗教である。だから、教養サロンで宗教を取り上げる。

今回のテーマであるキリスト教は世界の20億人の信者を誇る最大の宗教である。私のかよった神戸市垂水区にあった保育園はカトリック教会に付属した海の星保育園といった。フランスからやってきた神父のエミール・タベルニエさんにはずいぶんとかわいがってもらった。毎日、「エスさま、エスさま、わたくしたちを・・・」と歌っていた。友達に誘われて他の教会の日曜学校をのぞいたこともある。しかし、私はキリスト信者にはならなかった。理由は簡単である。家族が信者でなかったからである。家族がもし敬虔な信者であれば自然に私もそうなっていたことであろう。数年前ローマに旅行に行った際、バチカンのサンピエトロ大聖堂を訪れた。カトリックの総本山であるバチカンはCIAを凌ぐ情報収集力を誇り、世界の政治経済に多大な影響力をおよぼしている。巨大な建造物とミケランジェロのピエタなどに目を奪われがちであるが、我々が本来知るべきはキリスト教が世界に影響力を行使できているその本質でありメカニズムである。キリスト教とはいったい何物なのか。汝の敵を愛せよと教えているにもかかわらず、これまでいくどとなく世界に戦争を起こしてきたその大義名分はいったい何なのか。それを知りたい。

宗教はなかなか難しいテーマであるが、我々が一つレベルの高い生き方を目指すために役に立つような内容に仕上げた。 多くのみなさんのご参加をお待ちしています。