Room8 哲学へのいざない アリストテレス

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注) 下記の講座は終了しました

Room8はいよいよ哲学へのいざないです。今回は万学の祖アリストテレスをピックアップします。

マイケルサンデル教授の白熱教室にはまった方、ニーチェの言葉にインスパイアされた方、

きっとご自身の知的好奇心がブルブルする快感を味わっていただけると思います。

今回はきっと終了後のオフ会でも議論が白熱するでしょう!

いつものとおり、

神戸会場は恒例となりました参加者のみなさんによるミニサロン&交流会、

大阪会場は終電までの濃厚な一杯交流会を実施予定です。(費用は別途となります)

多数のご参加、お待ちしています。

  • 神戸会場 2011年 6月11日(土)
  • 大阪会場 2011年 6月20日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

パスカル教養サロン第8回は、いよいよ哲学へのチャレンジです。哲学とは古代ギリシャ語のφιλοσοφία(フィロソフィア)を西周が訳語として創造した言葉で、「智を愛する」という意味です。まさに、教養サロンにふさわしい学問です。しかし、哲学の体系は壮大であり、また、使われている用語が極めて難解です。だから他の自然科学や社会科学の分野に比べると、一般人にはとてもなじみにくい領域と言えましょう。一方で、私たちが日常生活や仕事において無意識に脳が頼っている考え方や一般通念は、ご先祖さまから脈々と受け継がれた哲学にもとづいていると言えましょう。

私は、自然や思考のとらえ方を体系立てて研究する学問が哲学であると理解しています。その対象範囲は壮大であり、論理学、自然科学、倫理学、政治学などをカバーしています。パスカル教養サロンでは、この広大な哲学世界の中から、これまでのサロンルームで幾度となく表れてきたアリストテレスを取り上げることにしました。アリストテレスは、万学の祖といわれる古代ギリシャ哲学を代表する大哲人で、人類、特に西洋人の思想に多大の影響を及ぼしました。今でも、演繹的な思考方法はアリストテレスが体系化したものです。ガリレオ・ガリレイが17世紀に発見した落体の法則によって、それまでアリストテレスが主張していた「重いものは軽いものよりも早く落下する」という運動法則の誤りが正されましたが、その誤りに気付くまで人類は実に2000年近くを要したのです。そのガリレオも、天体は楕円ではなく完全な円軌道を描くと主張しましたが、それは、アリストテレス自身の理論ですから、あのガリレオもアリストテレスから多大な影響を受けていました。

昨年、ハーバード大学の政治哲学者のマイケル・サンデル教授が昨年8月に来日し、東大で白熱授業を披露しました。その様子はNHKでも放映され多くの日本人が彼の「正義」のとらえ方の技を堪能しました。サンデル教授の著作もベストセラーとなっています。サンデル教授の全12回の白熱授業において、アリストテレスが2回にわたって取り上げられています。アリストテレスの思想は現代人からみると間違っているところも多々ありましょう。しかし、紀元前3世紀の、まだ物理や化学の知識も乏しく、望遠鏡や顕微鏡や、ましてやコンピュータなど何もない時代に、その類まれなる観察力と洞察力でもって、独自の思想観を築きあげたアリストテレスは、現代人にとっても学ぶことが多くあります。サロンではアリストテレスに少しでも近づけるよう、わかりやすく解説します。世の中があまりに複雑になり、判断がぶれやすくなっている現代こそ、一度、古代の哲人の考えに立ち返るのもいいのではないかと思います。ご参加をお待ちしています。