Room66 音楽へのいざない~ジャズ
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開講会場
申込方法
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キャンセルの場合
テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
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サロン開講によせて
12月恒例の音楽サロンはこれまで7回開催し、ショパンやチャイコフスキーなどの作曲家を深く掘り下げたのが6回、あと1回はオペラだった。8回目の今回は、初めてクラシック音楽から離れてジャズにチャレンジする。
『グレン・ミラー物語』という映画を観られただろうか?失業中のトロンボーン奏者グレン・ミラーは、レコード店の前で恋人のヘレンが好きな『茶色の小瓶』を聴いて結婚を決意する。仕事も生活も順調であったが、結婚10周年の年、グレンは空軍の飛行機事故で命を落とす。妻のヘレンが悲報を知ったとき、ラジオのクリスマス特別放送が流れた。最初の曲は、グレン・ミラー・オーケストラの『茶色の小瓶』だった・・・。小学生の時にこの映画を観て、『茶色の小瓶』は、オーナーにとって一番印象に残るジャズのナンバーとなった。その後、人並みにデイヴ・ブルーベックの『テイク・ファイブ』、ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』はよく聴いていた。ジャズといえば、即興演奏、アフタービート、ブルー・ノート・スケール、リズムセクション、そしてコール・アンド・レスポンス。ベース、ドラムのリズムに乗って、ピアノが音とリズムを絶妙にずらすコード進行は、クラシックにはないかっこよさがある。オーナーもいつかジャズピアノを弾いてみたいと思っている。
ジャズは20世紀の初め、ニューオリンズ周辺で黒人の音楽であるブルーズ、ラグタイムをベースとし、これに西洋の楽器と音楽理論が融合して生まれたとされる。歴史は約100年であるが、その前半の50年間の変化には驚く。ニューオリンズジャズからはじまり、スウィングジャズ、ビバップ、クールジャズ、ハードバップ、フリージャズへ、さらに1960年代後半には、ロック、フュージョンへと進化していった。ジャズがなぜニューオリンズで生まれたのか、なぜ、これほどまでに多様な変化を遂げたのか。それを知るには、アメリカ社会の歴史をたどっていく必要がある。
Room66ジャズでは、ジャズの歴史、主なジャズ・ミュージシャン、作品を概観する。ジャズとは何かという問いに、皆さんなりの答えを見つけてもらえると嬉しい。もちろん、ジャズの数数の名曲もご一緒に鑑賞する。このサロンを通して、これまで何となく聞いていたジャズを、もっと楽しめるようになること請け合いである。