Room42 音楽へのいざない~チャイコフスキー

注) 下記の講座は終了しました

  • 神戸会場 2015年12月19日(土)
  • 三宮会場 レ・ヴィーニュ 2018年11月18日(日)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

2018年11月18日にチャイコフスキーの特別編を開催します。下記は、2015年12月に開催されたRoom42定例サロンのときの案内です。
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12月の教養サロンは音楽をテーマとすることが恒例となった。音楽テーマとしては5回目となる今年は、ロシアの大作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)を取り上げる。みなさんは、ロシアの作曲家の名前をどれくらい挙げられるだろうか。調べてみると200人も出てくるのである。その中で日本でよく知られている作曲家とその代表曲を挙げてみると、ラフマニノフ(映画やフィギュアスケートで有名な『ピアノ協奏曲第2番』)、カバレフスキー(運動会のリレーでよくかかる『道化師のギャロップ』)、ボロディン(聞いたことはある美しいメロディーだが、曲名を知らない人が多い『ダッタン人の踊り』)、ムソログスキー(松本清張のドラマ「けものみち」で焦燥感を効果的に表していた『交響詩禿山の一夜』)、ショスタコーヴィチ(オーナーが昔見たドラマ「部長刑事」の主題曲だった『交響曲第5番革命』)、ストラビンスキー(バレエ音楽の『火の鳥』)、ハチャトゥリアン(木琴が印象的な『剣の舞』)、プロコフィエフ(子供向けお話の音楽『ピーターと狼』)、リムスキー=コルサコフ(シンドバッドのメロディーが有名な『交響組曲シェヘラザード』)、そしてチャイコフスキーであろう。

 

ロジア人作曲家の中では、チャイコフスキーの知名度は群を抜いている。『白鳥の湖』『くるみ割り人形』そして『眠れる森の美女』の三大バレエ音楽、メンデルスゾーンのそれと並び称される『バイオリン協奏曲ニ長調』、雄大な序奏と華麗な主題が印象的な超難曲『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調』、最晩年の作で終楽章がまるでチャイコフスキーの命の灯が消えるように終わる『交響曲第6番悲愴』、オーナーの中学入試で出題された『弦楽四重奏曲第1番ニ長調(アンダンテ・カンタービレ)』などが、よく耳にする曲であろう。そのほか、チャイコフスキーはオペラ、独唱曲、合唱曲、ピアノ曲など、ほぼあらゆるジャンルの作品を多数残している。

 

日本人にとって馴染みある曲が多いチャイコフスキーであるが、その人物像については、ショパンやベートーベン、モーツァルトに比較してあまり知られていないのではないだろうか。チャイコフスキーは、最初は法務省の役人であった。その後、役人の道を捨てて音楽家の道に進むことになるが、それはなぜだろうか。チャイコフスキーには、生涯支えとなった重要な人物が3人いるが、それらの人がどのように彼にかかわり、珠玉の名作を生み出していったのであろうか。また、チャイコフスキーは同性愛者であったにもかかわらず、女性と結婚しているが、なぜだろうか。チャイコフスキーのなぞ解きをしながら、その生涯とその作品を紹介する。

 

作曲家をより深く知ることは、その作品への理解がより深まる。チャイコフスキーを聴くときには、以前よりワンランクアップした楽しみ方ができに違いない。