Room34 音楽へのいざない~モーツァルト

注) 下記の講座は終了しました

毎年年末のサロンは音楽をやることが恒例になってきました。2014年最後の教養サロンは、モーツァルトがテーマです。パスカルのオフィスがある神戸旧居留地では、今ルミナリエが開催されていますが、このご案内を書いていいるときも、会場の東遊園地からモーツァルトの曲のような宗教音楽が聴こえてきます。モーツァルトといえば、映画アマデウスを観て、その破天荒な言動に驚いた方も多かったのではないでしょうか。素行もぶっ飛んでますが、音楽の美しさもぶっ飛んでます!モーツァルトこそ天才の中の天才!サロンではその天才モーツァルトの魅力に迫ります。いつものように、御家族、ご友人のご参加も大歓迎です。

  • 神戸会場 2014年12月20日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

参加申込はご希望の日時を選択頂き、申込ボタンを押下して下さい。

キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
テキストはご指定の住所宛てに郵送します。到着後、同封のご請求書記載の
パスカル銀行口座までお振込願います。(振込手数料はお客様ご負担となります)

サロン開講によせて

教養サロンでこれまで取り上げたクラシック作曲家は、ショパン(Room2)、ベートーベン(Room18)、バッハ(Room26)であった。今回は、いよいよモーツァルトにチャレンジする。35歳という若さで生涯を終えた神童モーツァルトは、音楽史上最高の天才であることは誰もが認めるところだろう。その天才ぶりを伝える数々の逸話は正に驚嘆すべきものばかりだ。例えば6歳のときに、他人のヴァイオリンのピッチが自分のそれよりわずか8分の1高く調律されていることを見抜いた。また、14歳のときにシスティーナ礼拝堂で門外不出といわれたアレグリ作の九声合唱曲「ミゼーレ」を一度聴いただけで九声を聴き分けて記憶し、楽譜を完璧に書き写した。モーツァルトの作曲方法は驚くべきものである。頭の中ですべてのパートを組み立て、あとは楽譜に書き写すだけであったといわれる。しかも、書き写しながら、次の曲を頭の中で創作しているのである! モーツァルトの作品数は断片や紛失されたものも含めると800曲とも900曲ともいわれるが、そのジャンルの広がりは圧倒的である。オペラ、ミサ曲、アリアやカノンなどの声楽曲、交響曲、クラヴィーア・ソナタ(クラヴィーアは鍵盤楽器の総称でピアノもその一つ)、クラヴィーア協奏曲、弦楽器のための協奏曲、管楽器のための協奏曲、オーケストラのための舞曲と行進曲などを驚くべきスピードで創作していった。

オーナーが幼少のときに最初に聴いたモーツァルトは、アイネ・クライネ・ナハトムジークK525であった。文句なしにモーツァルトの代表曲である。その他いくつか代表曲を並べてみると、トルコ行進曲が有名なクラヴィーア・ソナタ第11番K331、映画「みじかくも美しく燃え」で使われた第2楽章が有名なクラヴィーア協奏曲第21番K467、冒頭のため息音型が印象的な交響曲第40番K454、映画アマデウスのテーマとして使用された交響曲第25番K183、第2楽章のアダージョが子供のおやすみの音楽の定番であるクラリネット協奏曲K622、ケルビーノのアリアが有名なフィガロの結婚K492、オーナーも高校の音楽部で合唱したモーツァルト晩年の宗教曲(モテット)アヴェ・ヴェルム・コルプスK618、そして死の直前まで作曲していた未完のレクイエムK626など。サロンではこれらの作品以外にもいろんなジャンルのモーツァルトをご紹介しよう。

ピアノを専門にやっている人に聞くと、技術的にはショパンやリストの方が困難かもしれないが、モーツァルトを完璧に弾くことは非常に難しいという。モーツァルトの曲は音符に過不足がなくシンプルであることがその理由だという説を聞いたことがあるが、ピアノを少し弾くオーナーにもわかるような気がする。演奏家にとってごまかしがきかない作品ということだろう。サロンでは、その天才ぶりを大いに観賞したい。