Room22 映画へのいざない~ヒッチコック

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注) 下記の講座は終了しました

Room22では教養サロン初の映画をピックアップします!
「映画へのいざない」初回の今回は事実上無冠のサスペンスの神様、ヒッチコックを知り尽くす3.5時間!
名作の数々を生み出したヒッチコックの生涯といつもの小史を俯瞰しながら、
時を経ても全く色褪せることのないヒッチコックならではの切れ味のメカニズムを解明します。
ストーリー展開といい、演出の発想方法といい、今回は本当に「!」なヒント満載ですよ!

  • 神戸会場 2013年6月22日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

四日市会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

申込方法

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キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
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サロン開講によせて

アルフレッド・ヒッチコック(1899-1980)は誰もがサスペンス映画の巨匠と認める映画監督である。そして私が最も好きな監督の一人である。 私が初めてヒッチコック作品に出会ったのは、小学校4~5年の頃にシリーズでTV放映された「ヒッチコック劇場」である。米国では363話が放映されたと いうモノクロの1時間番組(初期の作品は30分枠であったらしい)で、番組の前後にヒッチコックが現れ、内容に関わるちょっとしたエピソードやスポンサー を讃える話しをする。オープニングのテーマ音楽はグノー作曲の「マリオネットの葬送行進曲」。私は最近までこの曲をヒッチコックのテーマ曲だと勘違いして いたが、それほど彼の作品の味をよく表わしている。また、ヒッチコックの日本語吹き替えは「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌を歌った熊倉一雄で、これまた雰囲気 がぴったりである。ヒッチコック劇場は一話完結のサスペンスもので、最後の結末にはらはらしたものである。当時、私が見逃した一話の内容の一部を翌日級友 から聞き、それがあまりに奇怪な結末だったため、見逃したことをいたく後悔した。いつかそれを見たいと思い続けて約50年、今回サロンでヒッチコックを取 り上げることになったので試しにネットで探してみたら何と見つかった。「The Jar」というタイトルで、期待を裏切ることなく奇怪な結末であった。50年間引っかかっていた喉のつかえが取れた。

しかし、ヒッチコックがサスペンスの巨匠として不動の地位を獲得したのは、ヒッチコック劇場ではなく、生涯に監督として制作した53本のサスペン ス映画の品質そのものである。ストーリー展開の面白さ、はらはらどきどき感はもとより、グレース・ケリー、イングリッド・バーグマンなどの美しい女優や、 ケーリー・グラント、ジェームズ・スチュアートら味のある男優を使ったキャスティング、CG全盛の現代に見直しても全く色褪せることのない高度な撮影技術 がその品質の源泉である。代表作として私が10本挙げるとすれば、「サイコ」「鳥」「ダイヤルMを回せ」「めまい」「白い恐怖」「北北西に進路を取れ」 「バルカン超特急」「間違えられた男」「知り過ぎていた男」「裏窓」か。いや、「見知らぬ乗客」「逃走迷路」「泥棒成金」「ロープ」「パラダイン夫人の 恋」「マーニー」「引き裂かれたカーテン」「疑惑の影」「断崖」「レベッカ」も捨てがたい。いやいや、「汚名」「ハリーの災難」「三十九夜」「海外特派 員」「スミス夫妻」「フレンジ―」「ファミリー・プロット」もいいぞ。ヒッチコックがアカデミー監督賞を一度も受賞していないことは私にとっては不可解で ある。私がヒッチコック映画を好きな理由は簡単である。面白くてはらはらするからである。これぞサスペンス!それ以外に理由はない。それで十分である。

今回のサロンでは、このヒッチコックの魅力をたっぷりと解説する。特殊な撮影技術にも触れてみたい。なぜヒッチコックははらはらどきどきするのか解明したい。できれば、いくつかDVDで観てから参加されるとより一層理解が深まるだろう。