Room13 数学へのいざない~微分積分

注) 下記の講座は終了しました

「高校時代に習ったような記憶はあるが、それがなんなのか理解せずに現在に至る」

「高校時代はわかったつもりでいたが、大学で玉砕し、実はわかっていなかったことに気付いた」

など、その名を聞くだけで苦しい気分がよみがえる方が少なくないこの分野。

一方日々試行錯誤する中で「実は大事なんではないか?」と、

気になる日々をお過ごしの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

はい、いよいよ満を持して微分積分の登場であります。

何の変化もない世の中であれば必要なかったであろうこの概念、

「全体を分けて見る」「部分から全体を予測する」

変化が激しい今を生き抜くための必須の思考力、

ちゃんと理解すれば分析視点や未来予測がぐっとシャープになりそうです。

もちろん物理学、工学、経済学等の発展を促した画期的な概念の本質を

理解することは様々な教養を理解するためにも不可欠であります。

実は我々の日常の活動と密接に関係しているこの概念、

お越しいただければようやく「スッキリ」を味わっていただけると思います。

ご友人・ご同僚・ご家族のみなさんとご一緒にぜひお越しください!

  • 神戸会場 2012年 4月21日(土)
  • 大阪会場 2012年 4月25日(土)

講習時間・参加費用

※会場別に異なりますので
 右の申込み欄をご確認ください

※終了後の交流会費用は別途

開講会場

岡本会場

三宮会場(レ・ヴィーニュ)

東京会場

申込方法

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キャンセルの場合

テキストの準備のため、キャンセルされる場合は開催日の3日前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルに関しては、テキスト代+送料計4,000円(税込)をお支払いただきますので、予めご了承ください。
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サロン開講によせて

「算数まではまだ好きだったが、数学になってからは嫌いになった。特に微分・積分に至っては全くわからないし、そもそも何のためにこんな面倒なことをやるのか理解できない。」という多くの日本人の声が聞こえてきそうである。しかし私の場合は逆であった。算数はあまり好きではなかったが、数学になったとたん、世の中にこんな面白いものがあったのかと驚き、喜び、そして今日に至っている。買い集めた数学関連の書籍は800冊を超える。なぜ、私にとって数学が面白いのか。それをうまく伝えることは容易ではない。あえて解説するとすれば、その1、数少ない公理から出発して、正しい論理(演繹)だけでより複雑な定理を証明する気持ちよさ、その2、難しそうな問題を閃きによってよりエレガントな解法を見つけたときの痛快さ、その3、世の中の複雑な現象を簡単なモデルで表わし予測できる驚きといったところだろうか。

今密かに数学ブームが来ているという。確かに大手の本屋をのぞくと、やり直しの数学というカテゴリーで数学書が平積みされていて、中年男性が手に取っている姿を見る。決して「もしドラ」のようなブームにはなりそうもないが、かつて中学高校時代に、出来たらいいなと思いつつ成績がよくなかった中年男性が、世の中のことをしっかりと考えるための道具として、再度挑戦したいということかもしれない。数学は何のためにやるのかという問いを私は持ったことが一度もない。前提と論理についてしっかり学ぶために最もふさわしい学問であると信じている。

数式を見ると途端にいやになる人は多いと思う。確かに、dy/dx、Σ、∫dxなどはだれにもすんなりと理解できるものではなかろう。しかし、文字や数式を使うのは、それが最も現象を簡潔に表わすことができるからであり、かつ、世界中の人が言語の壁を越えて共通して考えることができるからである。ややSF的であるが、私は、将来人類が遭遇するかもしれない高度な知能を有するET(地球外生命体)とのコミュニケーションには数学が担うことになると信じている。複雑にみえる世の中の現象を、簡単な数式で表現することができれば、人類は一歩その本質を理解したことになる。